国家知識産権局は「専利出願行為の継続的且つ厳格な規範化に関する通知」を発行
習近平新時代中国特色社会主義思想を深く学び貫徹し、党中央·国務院の政策決定配置を真剣に実行し、中国の知的財産導入大国から創造大国への転換を確実に推進するため、数量追求から品質向上への転換を推進するため、2022年1月24日、国家知識産権局は「専利出願行為の継続的且つ厳格な規範化に関する通知」(以下「通知」という。)を発行した。
「通知」は、持続的な業務機制の完善、長期的且つ効果的な機制の建立及び健全、持続的な情報伝達機制の健全及び完善、専利出願行為に対しての精確管理の強化、自主的な検査·告発体制の健全、分級分類管理の強化、重点違反行為に対しての管理の強化、部門間協同管理の強化、専利出願分野における信用監督管理の強化と代理機構の行為に対しての監督管理の強化等の8つの側面から、持続的に異常専利出願行為を厳しく取り締まるとともに、専利出願秩序を規範化する。
「通知」は、専利出願精準管理制度の樹立を推進し、各省級の知識産権管理部門に精準管理リストに入れる条件、手続きと退出機制を明確にし、関係機関と個人の研究開発状況と創新能力を厳格に検証し、国家知識産権局に提出して審査した後に公示する等のことを提案した。国家知識産権局は、リストに載っている出願人に対し、異常専利出願の調査頻度を減らす。
「通知」は、異常専利出願を提出した会社と個人に対して、関連項目の申告、補助奨励、事前審査サービス、優先審査などの段階で重点的に注目し、状況によって分類管理することを要求し、撤回を拒否し、また、上告資料と十分な書面証拠を提出しなかった場合、経緯に基づいて厳重に処理し、現地の関連政策優遇を受ける資格を取り消し、国家知識産権示範・優勢企業、知識産権保護中心登録企業などの資格を取り消すこと、及び中国専利賞の申請、評価に参加する資格又は受賞資格を消すことを要求する。
「通知」は重点違反行為に対する管理を強化して、異常大量出願、他人の情報を盗用して出願、何度も異常専利を出願、異常専利を転売して、研究開発投入がなく、研究開発人員がいなく、生産経営がない"三無"ペーパーカンパニーが専利を出願するなど、違法違反の疑いがある重点異常専利出願状況を明確にすることを提案した。各地方の知識産権管理部門が市場監督管理、公安、信用監督管理などの部門と共同協力して、違法違反の疑いがある重点異常専利出願行為に対して、法に基づいて厳重に処理することを要求する。
「通知」は、市場監督管理、科学技術、財政などの部門と共同協力し、専利授権への各財政的支援を段階的に削減し、毎年少なくとも25%削減し、2025年までに完全に廃止することを強調した。専利出願、授権数量を直接に奨励又は資格資質評定政策の主要な条件として使用してはならない。重複助成金、超額助成金、ゼロ·ボーナス、変則助成金、大戸奨励などは断固として禁止する。
「通知」の発行は、長期的且つ効果的なガバナンス機制をさらに建立及び健全し、上下連動的、協同的ガバナンスの仕事の合力の形成を促進し、創新の保護を目的としない異常専利出願行為を除去し、専利出願秩序を規範化し、専利出願の質を向上させ、知的財産事業の質高い発展を促進し、知的財産強国の建設を加速化する。
出典:中国知識産権局